
昔はカタカナの方が使われてた。ひらがなと使用頻度が逆転した訳
2017.09.28
私達は小学生の時に、ひらがなを習い、カタカナを習い、漢字を習います。
新聞を読んでも、本を買っても、ほとんどが漢字とひらがなで記述されています。
しかし、こうなったのは、第二次世界大戦が終わった3年後からで、
それまではカタカナがひらがなよりも重んじられていました。
公文書も、漢字とカタカナで記載されていました。大日本帝国憲法も、漢字とカタカナで記載されています。
つまり、私達が当然と思っている「ひらがな」が公的に認められるように
なってから、まだ50年間ぐらいしか経っていないのです。
にもかかわらず、私達にはカタカナで文章を書くということが想像できません。
教育とはいかに恐ろしいものであるかがよくわかるのです。
今は、英語を小学校から教えるようになっていますので、そのうち、
英語混じりの文章というのが一般的になるのかもしれません。
昔は、ひらがなを使って文章を書いていたんだという時代がやってくるのかもしれません。
(中略)
これは、書き文字として広まったかどうか以前に、ひらがなが、
あくまで女性文字として認識されたためのことだったと思われます。
現代においては、海外からの言葉は全てカタカナで表記されるようになり、
自ずと住み分けが進みました。今では、カタカナは外来語だけに使われ、
ひらがなが普通の日本語として用いられるようになりました。
ひらがなが、より日本らしい美しさを持つと判断されたせいなのかもしれません。
私は、紫式部や清少納言の実績が大きく影響していると思っているのです。
また、日本人の気質として、鋭利な形より、丸みを帯びた形を好む民族であることが根底にあるのかもしれません。
(以上引用)
http://www.mag2.com/p/news/267566/4